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小麦畑 Archive
収穫終了! JAこしみず『小麦乾燥調製工場』を訪ねました
北海道は短い夏に終わりを告げ、郷愁の秋を迎える時期となりました。
網走地区で収穫が終了したと聞き、8月21日、JAこしみず「小麦乾燥調製工場」を訪問してきました。
小麦は収穫、調製後に製粉工場へ出荷されます。
製粉工程についてはここをクリック
JAこしみず農畜産部農産課 古川慎也係長にお話を伺いました。
「今年は干ばつの影響を心配しておりましたが、想像していたより収量が多い年でした。また品質も良く、安心してお使いいただけると思います。」
現在、この調製工場では従業員が交代で24時間フル稼働しており、調製が終了する10月上旬までは、多忙な日々が続くとのことです。
JAこしみずにおける、小麦品質向上のためのポイントについて2点程伺いしました。
1点目は、この調製工場には「刈取適期判定場」(「受入れ前の下見チェック」)という関門の存在です。
まず刈取りを開始できそうな畑のオーナーは、その畑から少量を刈取り、この刈取適期判定場に持ち込みます。
水分測定と農産物検査員による目視での品位審査を行い、合格できたもののみ収穫が許可され、受入れを行います。
この関門があるため、生産者の小麦を見る目も一段と向上しているとのことです。
この「刈取適期判定」は平成12年頃から始められており、今回お話を伺った古川係長については、『全道農産物鑑定研修会』の小麦部門において、今年で3連覇を達成されており、その確かな目で品質を見極め、安定化に努めていらっしゃいます。
2点目は、JAこしみずのこの小麦乾燥調製工場では、サイロ毎に評価された成分や外見から判断し、必要に応じて保管サイロ同士のブレンドを行います。これにより、品質を更に安定させることができているとのことです。
今回、こういった生産者の品質向上への努力のおかげで、我々は高品質の小麦を仕入れることができることを初めて知りました。
このように全道各地では26年産の小麦が仕上げられてきます。
我々としても、皆さんの努力に感謝し、その努力に負けない位の高品質の小麦粉を作り上げていかなければと、改めて強く感じました。
お忙しい中ご対応いただき、ありがとうございました。
2014年9月17日
作成/管理部 リーダー 廣岡 直浩
作成/管理部 リーダー 廣岡 直浩
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“YES!clean”認定小麦(きたほなみ)を収穫している、十勝・芽室町「美生小麦生産組合」を再び訪ねました
本年2月に取材、3月にブログで取り上げさせていただきました、十勝・芽室町「美生小麦生産組合」(3月アップブログ)で、昨年秋に播種した「YES!clean認定小麦」の収穫が始まったとのことで、7月23日に伺ってきました。
道中、前回取材した2月は広大な十勝平野が一面、雪で覆われておりましたが、今回は小麦をはじめとする、農作物で一面埋め尽くされており、北海道の四季の移り変わりを感じました。
当日はあいにくの雨模様で、収穫作業は行われておらず、既に収穫された小麦の乾燥が行われており、その作業中に松永副組合長へお話を伺いました。
筒渕「収穫はいつ頃から始まったのですか?」
松永副組合長「7月20日からです」
筒渕「今年の麦の状況は例年と比べてどうですか?」
松永副組合長「収穫開始時期は例年より若干早い。現在で1/3程収穫している。冬場は雪が少なく、春先に雨が降らなかったのと、5月に気温が高かったこともあり、干ばつで水分・肥料が充分に吸収出来なかったため、麦の生育が良くない。茎自体短く、例年の2/3位。当初の収穫予定よりも若干少ないかなあ?ただ、粒形自体は悪くないので期待してます。こんな年はあまり経験ないねえ。病害も少なそうだけど、実の充実度が心配。今後数日間で収穫が終わるけど、調整は農協からの標準品が出てからで、8月になるかなあ。これだけやってるのだから、是非良い品質のものが収穫出来ることを望んでいます。」
当組合が作付している土地は、干ばつの際には影響を受けやすいとのことです。
普段素人目で見てみると、何気ない感じもしますが、実際こうしたお話を聞くと、農作物を生産する方々の苦労が大変なのであると身に染みて感じました。
こういった生産者が一生懸命に作られて小麦を、今度はわたしたち(横山製粉)が、長年培った技術で最善の小麦粉にさせていただきます!
翌日、前日の天気が嘘のように晴れ、帰り際、前日見ることが出来なかったコンバインでの収穫を見ることが出来ました。こういった光景やはり麦の収穫においての醍醐味ですね。
2014年8月19日
作/営業管理グループ グループリーダー 筒渕 亨
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平成26年産の北海道産小麦について
今年の秋まき小麦、順調に生育しているようです。
一部の地域を除いて今年は昨年よりも降雪量が少なく、そのため積雪下で菌が増殖し雪解け直後に茎葉が腐敗、枯死する「雪腐病」の被害が懸念されましたが、平年並みかむしろ少ないようです。
特に十勝管内においては、近年にないほどの雪の少なさで、通常であれば雪が布団代わりになり厳しい寒さから守ってくれるはずが、真冬でも土が見えている状態で「このままでは土が凍結し、小麦の根が切れてしまう」、「下手をすれば小麦を廃耕にして、春に違う作物を植えなければ」などという不安な言葉をよく耳にしました。
ちょうど1月下旬、当社の十勝地区担当の営業マンGが訪れた際、あまりにも雪のない圃場をみてビックリし、慌てて私に電話してきました。
G 「た!た!た!大変です、十勝の畑に雪がありません!」
T 「え!え!え!マジで?やばいわ、何とかして来い!」
G 「何とかって・・・」
T 「どっかから雪持ってきて、手当たり次第撒き散らせ!」
G 「そんな・・・・」
・・・などというやり取りが、あったとか無かったとか。
でもさすが!寒さに強い作物だけあって、ほぼ懸念していた影響は見られなかったようです。
ある生産者から「いや~何ともないわ!」と聞いた時には、ホントに安心しました。
その後4月下旬頃から好天が続き、逆に雨が少なく干ばつ気味とも言われておりましたが、5月に入ってから全道各地で「恵みの雨」も降り、生育状態としてはほぼ平年並みで推移しています。
一方、春まき小麦のほうも5月連休中には播種が終了し、秋まき小麦と同様、順調に育っているようです。
秋まき小麦の収穫まであと2カ月、春まき小麦の収穫まであと3カ月弱。毎日天気予報が気になるところです。なんとかこのまま順調に生育が進んでくれることを願っております。
平成26年6月6日
作/営業業務グループ グループリーダー 高橋 恒
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